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新年のご挨拶 根岸京田理事長

東京保健生協理事長 根岸京田

あけましておめでとうございます

東京保健生活協同組合 理事長 根岸 京田

東京保健生活協同組合の組合員、職員の皆さま、明けましておめでとうございます。旧年中も生協に対し変わらぬご支援をいただき、誠にありがとうございました。

昨年7月の参議院選挙では市民と野党の共闘が進み、改憲勢力が国会内の3分の2を占める状況を阻止することができましたが、安倍首相は改憲を諦めたわけではありません。世界情勢も不安定ですが、こんな時だからこそ日本国憲法の理念を守り発展させていくことが重要です。

厚労省に設置された「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」では、誰もがより長く元気に活躍できる社会を目指す重点課題の1つとして健康寿命の延伸をあげており、そのために重点的に取り組む3分野を設定しています。1つは健やかな健康習慣の形成、2つ目は生活習慣病の発症と重症化の予防、3つ目はフレイルと認知症対策です。禁煙や定期的な運動などの健康習慣、塩分制限や健康チェックによる生活習慣病の予防、仲間づくりやそれによるフレイル・認知症の予防、これらは私達が行ってきた健康づくりの運動やHPH活動にほとんど重なるものです。しかし、いのちと健康が守られ安心して暮らせる社会があり、その結果としての健康寿命の延伸であって、決して一億総活躍のため年金給付を遅らせるためのものではありません。本来の目的を見失わないように注意しましょう。

医療介護事業をめぐる経営環境は厳しいままですが、両病院をはじめとした組織改編を 進めた結果、2018年度の経営は新たな借入金を増やすことなく順調に経過しています。

昨年、東京保健生協は前年から引き続きフレイル予防に力を注いできました。フレイル予防リーダーも大勢誕生し、いよいよ各地の実践の科学的評価が始まっています。また居場所づくりを通じて地域の諸団体との連携も一層進み、医療・介護・福祉の分野を超えたネットワークが広がってきています。国際HPHカンファレンスに代表団を派遣し根津診療所の小沢事務長がグリーンリボン賞を受賞しました。JHPHカンファレンスではポスターセッションの発表72例中12例が当法人からの発表でした。今年も医療生協活動を大いに活性化し、ネットワークを広げ、情報発信をしていきましょう。2020年もどうぞよろしくお願いします。

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