事業所通信

東京健生病院

組合員と久しぶりの地域訪問

東京健生病院 事務次長 鈴木 浩子

感染状況が一定落ち着いた10月〜3月の間に病院周辺の地域訪問が7回実施されました。参加数は組合員と職員合わせて延94名、その内東京健生病院の職員は延31名参加しました。ある職場では、生協活動に職員参加は必要と体制が許す限り職員の参加をすすめてくれました。

訪問先では、「日曜日に緊急で診てもらえてよかった。」「○○先生にいつもお世話になっている」等感謝されました。

しかし、地域訪問に職員が参加するのは約3年ぶりで、その間に外来診療体制の再編やリノベーション計画が出されましたが、訪問先では「専門科が減ってかかりにくくなった」等の意見も多く出され、当院の内科で受診できる事やリノベーション工事についてもあまり知られていない等気づくことが出来ました。
また、訪問した中には、感染が怖くて外出を控え誰とも話しをしていないなど気になる組合員さんもいました。

訪問行動を通して地域に東京健生病院の医療活動をお知らせできることと同時に地域の困りごとを職員と組合員さんが共有し次につなげる機会になると改めて感じました。
今年度は、リノベーション推進委員会が発足し病院の工事の進捗等も組織部と協力しながら地域へお知らせする機会にしていきたいと思います。

ひかわした訪問看護ステーション

介護申請はお早めに

ひかわした訪問看護ステーション 棚橋 はるか

60代女性。30代で出産後に糖尿病、高血圧を指摘されましたが、通院・加療は中断しがちでした。高血糖で意識障害となり緊急入院し加療後、リハビリ病院を経て退院。退院時に訪問看護の依頼を受けました。入院中意欲低下からリハビリが進まず、ほぼ寝たきり状態だったため、在宅復帰には介護サービスの利用が必要でしたが、夫が就労しており時間が作りにくいことから、介護保険未申請のまま退院となりました。

訪問看護は医療保険対応で入り、体調確認や服薬確認の他にリハビリや入浴介助を試みましたが、ご本人の気分が乗らず、入浴は月1回しかできない状況でした。「保清やリハビリのため介護サービス利用が必要」と病院の相談員とともに夫に働きかけ、介護申請に行ってもらえるまで2か月を要しました。
要支援認定が出たため、今度は地域包括支援センターに介護サービスの調整を依頼するよう促していましたが、夫が行けないでいる内に本人が転倒・骨折し再入院。入院中に相談員と連絡を取り合い介護保険の申請をし直し、要介護認定が出たため、法人内のケアマネを紹介しデイケアで週1回入浴、リハビリができるようになりました。

みなさま、慢性疾患は放置せず、介護申請はお早めに。