戦争は最悪で最大の人為的な健康阻害要因 ~平和な成果をめざし、学習と行動を~

ロシアによるウクライナ侵攻が2月24日に始まりました。
報道によるとウクライナでは民間人にも多数の死傷者があり、連日激しい戦闘があると伝えられています。
ロシアのプーチン大統領は核兵器大国であることを誇示し、世界を威嚇する発言をしています。
日本でも軍備の拡大や核共有の議論をすべきと考える人が出てきており、
私達の日常が脅かされることへの恐怖を感じます。

東京保健生協では、3月の理事会でロシアによるウクライナへの侵攻に対して
労働組合との共同声明を確認し、発出しました。
また、学習会やスタンディング行動等を行い、
ウクライナ支援と平和憲法を守る活動を続けています。

戦争は最悪で最大の人為的な健康阻害要因 ~平和な成果をめざし、学習と行動を~

平和社保まちづくり活動交流集会

加藤弁護士

加藤弁護士

3月30日、理事会社保委員会では「改憲の現状と私達にできること」をテーマに学習会を開催しました。城北法律事務所の加藤幸弁護士を講師に、「自民党改憲案の4項目」について学びました。
「改憲4項目」とは、自衛隊の明記、教育の充実を規定、緊急事態条項の創設、一票の格差・合区解消などの選挙制度の改正のことです。
例えば、9条の2を創設し「自衛の措置をとる」という言葉が入ることで、集団的自衛権の行使容認がされ、自衛隊は世界の軍隊と同じ権限を持つ「普通の軍隊」になる恐れがあります。緊迫するウクライナ情勢下の学習であり、憲法と平和をより身近に感じることができました。

加藤先生は「今ある日本の憲法は非常に素晴らしいものだと思う。第二次世界大戦で非常に辛い思いをした人達が未来を描いて作ったもの。決して古いものとは思わない。」と話されました。
改憲4項目は憲法の価値を大きくゆるがすものです。今改憲は本当に必要なのかの視点を持ち、この改憲の危険性を多くの人に広めることが大切だと教えていただきました。

第15回憲法カフェ

ウクライナ募金箱

ウクライナ募金箱

3月25日、KPP(憲法プライドプロジェクト)では、日本原水協の前川史郎さんを講師に「核兵器禁止条約」の学習会を開催しました。
前川さんは「被爆者の証言を聴き、核兵器と人類は共存できないと知るべき」と話されました。

核兵器の危険性を知り、日本政府に核兵器禁止条約への署名と締約国会議への参加を迫ることが必要と思いを新たにできました。今後も署名を広め学習を深めていきたいと思います。

巣鴨駅宣

巣鴨駅宣