事業所通信

大泉生協病院

虹の診察室

大泉生協病院 事務長 藤谷 まどか

大泉生協病院では、今年度4月より毎週火曜午前に「虹の診察室」を開始しました。
「虹の診察室」では、齋藤先生、吉田先生の2名の医師が小児・大人・高齢者の方を診察しています。小児科エリアで診療しており、保護者の方がお子さんと一緒に診察を受けることもできます。2名の医師を選ぶことはできませんが、予約なしでかかっていただけます。齋藤先生や吉田先生のかかりつけの方もどうぞご受診ください。

5月より練馬区健康診査が始まっています。

健診は、健康状態を確認し、からだの異常を早期に発見できる絶好の機会です。とくに生活習慣病などの病気は、発症初期や予備群の段階ではほとんど自覚症状がありません。そのため、毎年の健診の数値を比較し、からだの変化を読み取ることが大切です。ぜひ毎年健康診断を受けましょう。

健診のご予約はお電話で承っております。受ける時には受診券と保険証をご持参ください。
大泉生協病院 健診課:電話 03 - 5387 - 3199

大泉生協病院 虹の診察室

東京健生病院

受診を我慢する患者さんの相談から感じたこと

東京健生病院 医療福祉相談課 大石 佑介

50代男性。頼れる人はおらず、数年前に病気を患い生活保護を受給しました。その後パートで就労復帰してから生活保護は廃止となりました。受診時にフードバンクの食品を提供したことがきっかけでフードバンクに参加するようになりました。

その後本人が生活費のことで相談に来てくれるようになり、ある時、本人から「祝日が重なり収入が大きく減って受診するお金がない。」と言われ、本人と一緒に区へ相談にいきました。窓口では「今月たまたま収入額が基準額を下回ったので医療費のみを生活保護から支給することは可能。ただし、収入が元に戻ったら再び廃止となる。収入額と基準額がほぼ同額なので、生活費を切り詰めないと根本的には解決はしない」と言われてしまい、帰り道に本人は「今年もお金がないから親の墓参りは行けないな、無駄使いはしてないのに足りない」と辛そうな表情で呟いていました。就業時間を減らすことも検討しましたが、本人の意思でそのまま継続しています。

近年、生活保護費の基準引き下げに対する裁判が全国で争われていますが、数千円の違いでも、その方の生きがいや健康を奪う大きな差となります。お金が足りず受診すら我慢している現状は、健康で文化的な最低限度の生活を送ることが出来ていると言えるのでしょうか。引き続き本人と家計相談も行っていきますが、区と国保料や医療費減免についても相談していくつもりです。

南池袋訪問看護ステーション

水曜日はウィロードの掃除日

南池袋訪問看護ステーション 厚美 道子

皆さんは、池袋駅北側東西を結ぶ公共地下通路「ウィロード」を知っていますか?

私が学生の時は「暗い・汚い・怖い」でほとんど通ることはなかった所です。縁あって地域活動に活発な不動産屋さんと知り合い、昨年11月から、掃除に参加させていただいています。毎週水曜日、午前9時から掃き掃除、水洗い、ブラシング、水拭き、ガムとり、11時半ぐらいまでかかります。私は9時から参加し掃き掃除しています。

参加者はシルバー人材・劇団・地域TV局・商店街など様々です。ボランティアとして誰が来ても快く受け入れています。

2回目参加で腕章もいただいて、もくもくと掃き掃除していると「ご苦労様」と声をかけてもらったり、逆にホースや水まきで滑らないようにドキドキしながら声掛けしたりしています。時々ウィロードを通るとき、綺麗なことの満足感とごみやガムが気になる自分がいます。

紹介してくれた不動産屋さんは鬼子母神診療所のフードパントリーにも参加しています。今後も医療だけでなく、生活の場として住み慣れた地域とつながり、活動を広げていきたいです。

南池袋訪問看護ステーション 水曜日はウィロードの掃除日

江戸川橋診療所

江戸川橋診療所30周年について

江戸川橋診療所 事務長 安岡 淳一

江戸川橋診療所は、職員数が少ない中でも、糖尿病を中心とした慢性疾患医療の充実と、高齢者を中心とした定期通院患者にしっかりとした医療を提供しようと奮闘しています。外来患者が高齢化する中で、今年度に入って訪問診療に移行する患者が複数名あり、在宅患者数が少しずつ増えています。在宅でお看取りをする方の数も、在宅療養支援診療所の基準を満たすことができました。

「今年度、江戸川橋診療所新築・歯科開設30周年を迎えます。10月11日(水)に、せーの集会を兼ねてお祝いの催しを行う予定です。
テーマは「30年間に感謝して未来につなげよう」。事業所利用委員会、新宿協議会での議論を経て、先生方や深くかかわってこられた方々のご挨拶と、歴史がわかる写真を使ってのパワーポイント上映、支部や診療所からの出し物などの準備を進めます。今、実行委員会を立ち上げてさらに検討を進めています。