事業所通信

大泉生協病院

大盛況! 院内モルック大会

大泉生協病院 事務長 藤谷 円

夏の暑さが急に終わり、すっかり秋らしくなってきました。急な温度変化で体調を崩されてはいないでしょうか。
秋といえば食欲・読書・芸術など様々ありますが、大泉生協病院ではスポーツの秋となりました。HPH活動の一環として9月〜10月に「院内モルック大会」を開催。全12チームが争い大きく盛り上がりました。

モルックはフィンランドの伝統的なゲーム「キッカ」を元に、地元企業によって1996年に開発された老若男女楽しめるアウトドアスポーツです。母国フィンランドでは、サウナとビールを楽しみながらプレーする気軽で魅力的なスポーツです。

ルールは、モルック(棒)を投げて倒れたピンの内容(本数または表示されている数字)によって、50点ピッタリになるまで得点した方が勝ちというシンプルなものです。ただし、50点を超えてしまった場合は25点へ減点され、ゲームが継続されます。
また、チーム内で3回連続ピンを倒せなかったなどのミスが続いた場合は失格となります。

「院内モルック大会」では各職場12チームに医師も加わり、リーグ戦を行いました。決勝に進んだのは歯科、放射線科&検査科、リハビリ科の3チーム。激戦の末、優勝はリハビリ科チームでした。
10/5の決勝には本部役員も来て、始球式や商品贈呈も行いました。

大泉生協病院 大盛況!院内モルック大会

東京健生病院

外来患者様の慢性疾患管理の取り組みについて

東京健生病院 外来看護師 主任 濱上 由子

東京健生病院は2011年12月にHPH(WHO国際ネットワーク)に加盟し、患者様や地域住民・職員の健康増進の拠点病院として、その役割を担うことを推進してきました。その中、2021年4月にそれまでの専門内科中心の診療単位を見直し、常勤医師を中心とした総合内科と専門内科を主軸におき、大きな診療所のイメージを目指し、外来再編を行ってきました。

診療をすすめる中で、かかりつけとして定期的な受診をされている方の中で新たな疾患が見つかり、入院や治療を行うというケースがありました。外来としてその点を振り返り、異常の早期発見・早期治療のためにも、当院の基本方針である慢性疾患管理(年2回の全身チェック)をさらに徹底し、進めていくことを始めました。

慢性疾患管理とは、医師と看護師が患者のデーターを元に身体の状態を把握し、処方内容と共に計画的な検査(採血・採尿や心電図・レントゲン・超音波検査等)を進めながら安心してかかれる診療の取り組みを行うことです。今現在、慢性疾患管理は70%に達しており、着実に伸びていると思われます。

かかりつけの患者・地域住民・組合員の皆様に当院を利用し通院される中で、日々安定した状態で過ごせるようにこれからも慢性疾患管理を進め、信頼できる病院づくりを目指していきたいと考えています。その一環として、年間の患者の検査計画とデーターを見える化し、その内容をより分かりやすく説明をしていきたいと考えております。

慢性疾患管理を進める中でわからない点やご意見は医師・看護師に是非、ご相談ください。

橋場診療所

今川篤子医師の学習会「医療の不平等」とは

橋場診療所 事務長 石川 藍

8月30日の午後3時より、診療所4階の組合員ルームにて、今川篤子医師を講師として「医師が見た医療の不平等の現場」をテーマとした学習講演会を開催しました。
先生は医師として外来で患者さんと向き合うだけでなく、一般社団法人「あじいる」の代表として隅田川地域で「医療相談会」を長年にわたり開催し、中心的役割を担ってこられました。今川医師が向き合ってきた困窮状況にある相談者の状況の深刻さ、一度困窮境遇に陥ってしまうと「自己責任」「怠け者」とレッテルを張られてしまい、社会から居場所を失ってしまうつらさが切実に語られました。

社会から孤立した人々が公的な支援を受けようとしても、自身の状況を理解し支えてくれる人が身近にいない場合、支援が認められなかったり、本人も望まない不適切なサポートが提供されてしまうだけでなく、「貧困ビジネス」などの悪質な犯罪の被害者となることもあります。
地域には実際にそうした事例がいくつもあり、そのうわさを聞いた人々が、ますます社会への不信感を募らせ、必要な社会とのかかわりから孤立してしまっています。

「あじいる」のみなさんは医療支援だけでなく、様々な社会的取り組みを行っており、どのとりくみを大変有意義で参考になるものでした。私たちも地域の困窮者を取り巻く問題から目を背けず、日ごろから連携をいただいている地域包括支援センターや、無料診療所を運営されているNPOの職員さん、多くの組合員の皆様とともにとりくみを前進させていきたいと気持ちを新たにする機会となりました。

グループホーム雑司が谷みみずくの里

「エレベーター設置特別増資」のお願い

介護事業部長 鈴木 美香
グループホーム雑司が谷みみずくの里 「エレベーター設置特別増資」のお願い

今回、グループホーム雑司が谷みみずくの里(以下、みみずくの里)にはエレベーターがありません。
9室のうち6室が2階にあり、階段昇降ができない場合、自室と1階のリビングの行き来ができません。そのため、新規のお問合せではまず、階段昇降が可能か確認していますが、この数年「不可」と返答されるケースが2件に1件以上と増えています。また、入居している利用者の平均年齢は現在89歳、平均入居年数は約8年です。ほとんどの利用者は入居中に階段昇降ができなくなる状態になっていきます。
2階が居室の場合、階段昇降ができなくなると、職員が負ぶって対応するしかないということもありましたが、大変危険であり継続して行えることではありません。

介護保険事業所・施設の設備に対して国の補助金があります。みみずくの里は、この補助金の申請を昨年度行いましたが不採択となってしまいました。理由は、コロナの感染対策内容で予算を使い切ったとのことでした。今年度も再度申請をしましたが7月に不採択の連絡がありました。理由は不明です。

しかし、みみずくの里の利用者の状態が変わるわけではありません。どんな状態の利用者も安全に介護が受けられるようにまた、職員も安心して介護を提供するためにもエレベーター設置は必要です。生協監査などでもその必要性を認めています。

設置工事の予算は約1,000万円です。「エレベーター設置特別増資」活動を拡げ、みみずくの里にエレベーターを設置させてください。地域の組合員の皆様のご協力をどうぞよろしくお願い致します。