事業所通信

大泉生協病院

4年ぶりに医療・介護・組合員活動交流集会開催

大泉生協病院 事務長 藤谷 円

1月26日(金)、第18回医療・介護・組合員活動交流集会をゆめりあホールで開催しました。4年ぶりとなる活動交流集会のテーマは「地域とはぐくむ健康で平和なまちづくり〜学ぶ・つながる・みんなの力」、吉田先生の特別演題のほか職員と組合員が7演題を発表し、医療活動や地域での健康づくりについて交流を深めました。

大泉生協病院からは食養科のすこしお調査や健診課の紹介と次年度の注意点、国際HPHカンファレンスでも発表された井上先生の「COVID-19 流行前と流行中での当院訪問患者の終末期医療について」、吉田先生の特別演題「急変時DNARってどういう意味?」の4演題が発表され、質問も出され活発な意見討議が行われました。居宅公園通りの西村ケアマネからは終末期について、具体的な事例紹介とともにお話がありました。

組合員さんからは練馬東支部の健康チェックの取り組み、学園通り支部の戦争体験を語り継ぐつどい、練馬北支部の大泉生協病院とのつながりの3演題の発表があり、各支部ではコロナ禍でも活動が続けられていたことが話されました。

司会は西南支部の中公さん、病棟介護士の澤さんがつとめ、組合員103名、職員66名の169名が参加。ゆめりあホールをいっぱいにして、大成功の活動交流集会となりました。実行委員の皆さん、大変お疲れさまでした。
来年は2025年1月24日(金)、今から楽しみです。

大泉生協病院 4年ぶりに医療・介護・組合員活動交流集会開催

演題を発表する井上医師

東京健生病院

病院見学会を開催します

東京健生病院 事務次長 鈴木 浩子

みなさんもご存じのように設備投資は、出資金を元手に行われています。今年度、東京健生病院ではCT装置や血液検査の分析機、病棟で利用する医療用モニターを更新しました。また、先行工事として病室の壁紙等改修工事も行いました。これらは、出資している組合員さんの財産です。
しかし、出資された皆さんが病院の外来や健診、入院などしなければ機器等利用する機会もありません。そこで、東京健生病院では組合員さんや患者さんそして地域の方へ医療機器や病院の設備等を直接紹介する病院見学会を計画しています。

見学会では、放射線科や検査科などで機器の紹介をしながらの見学ツアーや病院の医療機能等のパネル展示、相談コーナーなど楽しい企画を計画中です。
病院見学会の日程は3月16日(土)14時〜16時です。多くのご参加をお待ちしております。

東京健生病院 病院見学会を開催します

千石にじの家

医療機関で諦められたADLの向上を看多機の利用で実現した実例

介護福祉士 山地 洋輔

Aさんは昨年に転倒し、左大腿骨頸部骨折で入院されました。入院中は誤嚥性肺炎を起こしてベッド上で過ごす状態でした。家族はトイレでの排泄の自立等を希望されましたが、食事量の低下によって徐々に全身衰弱が進み、これ以上のADL(日常生活動作)を上げることが困難と判断され、約3か月後に自宅通院となり、千石にじの家のサービスが開始しました。

退院時にAさんは「自宅で生活したいが家族に迷惑をかけたくない」と話されていました。本人の意向から、「自宅のトイレで排泄ができる」を目標に、千石にじの家で通いや訪問介護、泊りのサービスを展開していきました。
当初は食欲不振や身体の痛みがあり、立位保持はできず、職員二人でトイレや入浴の介助をしていました。
しかし、往診や看護師との連携、家族の協力もあり、千石にじの家での日常生活リハビリを継続していくと、徐々に食事量は増えて体重も増加しました。現在は立位やトイレでの排泄、移乗動作もスムーズにできるようになりました。Aさんも「最近調子がいい」と話され、生活意欲が高まっています。

医療機関で諦められても、住み慣れた自宅に戻り、生活という長い時間軸の中で介護と日常生活リハビリを継続することで、ADLが回復して生活の幅が広がるということを改めて実感できました。引き続き、多職種協働で質の高いサービスを提供し、Aさんをはじめ地域の健康と生活を支援していきます。

医療福祉生協

虹の箱にみなさまのご意見をお寄せください

私たち医療福祉生協は、組合員が健康を守るために自ら出資し、医療や福祉生協の事業所を持ち、その事業所・サービスを利用し、その運営に参加する組織です。

職員と組合員の協同で事業所の質を高め、地域から求められる医療生協らしい事業所をともにつくるためにも、「虹の箱」に病院や診療所を利用して気になったこと、励ましなどお寄せください。

今回ポスターを作成し、そこにQRコードを入れました。是非、スマートフォンからもお寄せください。ご意見は各事業所利用委員会で確認し、事業所内で共有し、お返事させていただいています。

医療福祉生協 虹の箱にみなさまのご意見をお寄せください