ヘルスチャレンジとは、生活習慣を見直し健康に過ごすために医療福祉生協連の「8つの健康習慣」と、「2つの健康指標」をもとに考案されたコースを選択し、意識し、記録をつけることで健康生活の習慣化を目指す企画です。
チャレンジを通して自分の健康と生活習慣を振り返り、健康づくりを進め、さらに家族や地域に広めます。健診結果も参考にしてコースを選びましょう。
年に1度、行なっています。
病院・診療所の窓口に用紙があります。どなたでもお気軽にご参加ください。
地域まるごと健康づくりを地域に広げるための工夫、若い方・子どもたちの参加をふやす、健康づくりの基本ともいえる「すこしお」を意識していただく工夫等、話合いました。
チャレンジの期間は10月から11月の間の1か月間チャレンジしていただくことにし、2か月間希望の方はチャレンジ用紙2枚を活用してください。
地域に広げる工夫は、QRコードで申し込みができ、Googleフォームでの提出ができることです。また、ヘルスチャレンジ用紙を公的施設やお店等にお願いして置かせていただき、どなたでもチャレンジしていただけるように工夫します。
子どもたちの参加をふやすため、コース⑧を新設しました。小さいときからの健康的な食習慣は大人になってからの健康生活につながります。
また、専門家作成のすこしおチェックシートもついています。自己チェックしてみましょう。すこしお生活は健康づくりの第一歩です。まだヘルスチャレンジをやったことがない方も今回ぜひチャレンジしてみてください。
私自身、医療生協と出会ってから健康についての知識を得ることができ、なんとかここまで元気です。(難しいのは減量問題のみ)
医療生協は班会活動が基本です。その中で健康チェックをしたり、おしゃべりしたり、体を動かしたりしています。ですのでヘルスチャレンジのコース⑦、マイチャレンジを選び、週1回は班会に参加するというのも良いかと思います。
コロナの影響で中止していた諸行事や班会等が開けず、最近久々に開催された班会に参加した方が「久しぶりにおしゃべりして笑った」と喜んでいらっしゃいました。若い方(50・60代)をお誘いしながら地域まるごと健康づくりをめざしましょう。
健康づくり委員長 井上 ふさ子
塩分の摂りすぎが、高血圧や動脈硬化など健康に影響することは知られています。「すこしお」とは、「少しの塩分で、すこやかな生活をめざす」医療福祉生協の取り組みの総称です。自分の塩分摂取量を知って「すこしお」チャレンジをしてみましょう。
● チャレンジ前後の尿中塩分量をチェック(ソルトペーパーは無料で配布)
● すこしおチェックシートから目標を選ぶ(例:みそ汁1日2杯 → 1杯に)
● 自分流の方法で取組む
● 主食+主菜+副菜をそろえた食事(1日2回以上)
● 朝食を食べる
● 間食を控えめ
● ラジオ体操など・ウォーキングなど
● ストレッチ・筋トレ
● YouTube動画 東京保健生協オンライン保健講座で検索
● 1日一回しっかり歯磨き
● あいうべ体操、パタカラ体操
● よくかんで食べる
● 誰かとおしゃべり
● 人に親切、喜ばれることをする
● 班会にお誘いする
● 折り紙、裁縫、パソコンなど指を使う活動
● 買い物のとき暗算する
● 日記や家計簿をつける
● 7〜8時間寝る
● 毎日血圧測定(血圧・体重など)
● たばこを止めよう
● お酒を控えよう
● お風呂でホッとする
● 朝ごはんを食べよう
● きちんと歯をみがこう・外であそぼう
● ゲームは時間を決めてやろう
ヘルスチャレンジの記録用紙は支部運営委員や虹のかけはしさん、もしくは病院・診療所からでも配付しています。
東京保健生協のホームページからも印刷できます。
取り組みが終わり、必要事項を記入したら、支部委員やお近くの事業所にお渡しいただくか、事務局まで郵送してください。
オンライン提出をご希望の方は、先に申し込みフォームよりお申し込みください。
支部の組合員の5%にヘルスチャレンジを広げることが、総代会の議決です。東京保健生協を知ってもらうきっかけに、新たな仲間づくりにヘルスチャレンジを活用しましょう。
昨年は、コロナ禍でしたが、虹のかけはしさんの協力で配布、回収ができた支部もありました。
その他、感想として、「コロナ禍で、皆さんフレイル予防(身体も心も)を意識して取り組んだ方が多かった。支部の保健講座『おうちでできるフレイル予防』で皆さんの関心や意欲を高めることができたと思います」などイベントを通じた動機付けが好評を得ました。
「東京保健生協体力チェック」とは、フレイルの状態をより定量的(客観的)に組合員本人に確認頂くための取り組みです。提出頂いた結果は、定期的に法人で集計し、組合員のフレイルの状況を把握していきます。
体力チェックは以下の6項目で行います。結果は、評価用紙に記載し、今後のフレイル予防に役立てます。上半身や下肢の筋力、腰部と下肢の柔軟性、移動時のバランスや歩行能力を測ります。
● 握力 ● 開眼片足立ち ● 長座体前屈
● 5回椅子立ち上がり ● タイム・アップ&ゴー ● 5m通常歩行
体力測定や転倒防止の補助、記録等フレイル予防リーダーが中心となり行います。
年齢を重ねると、「自分はまだまだ元気だ」と思いがちです。特にご高齢の方は、歩行中に障害物をまたぐときを思い返してください。自身が思っていたよりも足が上がらず、障害物につまずき、転倒しそうになったことはありませんか?
東京都健康長寿医療センター研究所と東京都立大学の研究グループによると、「外出頻度の低下などで活動量が低下すると、自身の体力を過大評価してしまう傾向」があると報告されています。体力チェックにより、自分の体力を知り、日々を安全にお過ごしください。
詳しい日程は、支部のおたよりなどで告知する予定です。組織部でも場所と日程を把握しておりますので、分からない方は、組織部までご連絡ください。
ヘルスチャレンジの記録用紙は支部運営委員または「虹のかけはしさん」から配布しています。
東京保健生協のホームページからも印刷できます。
取り組みが終わり、必要事項を記入したら、
支部委員にお渡しいただくか、事務局まで郵送ください。
2022年秋に実施しました、体力チェックおよびヘルスチャレンジの結果をご報告いたします。
体力チェックには、6協議会(文京・新宿・豊島・中央・台東・練馬)25支部、356人(平均年齢78.0歳男性45人、女性311人)組合員356人が参加しました。体力5項目(握力、片足立ち、長座体前屈、椅子立ち上がり、タイムアップ&ゴー(TUG))を測定し、筑波大学で使用している、男女別・年齢別5段階評価表(5大変良い、4良い、3ふつう、2やや不良、1不良)から、全参加者の体力レベルを評価しました。
全参加者(全体)の評価の平均点17点を基準点として、18点以上を優良、17点台を問題なし、16点台以下を要対策としました。
体力の優良支部は、10支部、要対策支部は、7支部でした。統計学的に有意に良好であった支部は、学園通り(握力、長座体前屈)、さくら通り(握力)、千駄木(TUG)でした。
今後は、要対策に該当した支部へ積極的な支援を行うとともに、体力測定に参加しなかった支部への働き掛けも行っていきます。
2022年度の参加者は、地域組合員807人・職員165人、合わせて972人の参加でした。
地域組合員807人の内訳は、新規参加者が142人(17.6%)、2回目以降は560人(69.4%)、未回答・不明(土支田支部86人の参加者含む)は105人(13%)であり、ほぼ、昨年同様でした。
年代別では19才以下4.3%、20代30代ともに1.3%、40代3%、50代3.9%、60代13.8%、70代66.5%、80代2.8%、90代3.0%でした。
コース選択では、昨年同様、「気軽に運動コース」、「お口の健康」、「食生活改善」・「脳いきいき」の順で多かったです。
支部組合員参加達成率5%以上
土支田(8.9%)、千駄木(8.7%)、月島(7.3%)、汐見向丘(7.2%)、学園通り(5.8%)
提出者数50名以上
土支田(86人)、学園通り(83人)、西南(75人)、練馬北(64人)、さくら通り(56人)、汐見向丘(51人)
新規参加者上位3支部
1位学園通り(20人)
2位西南(15人)
3位さくら通り(13人)
学園通り支部の林美代子さんより、ヘルスチャレンジを広げるための取り組みのコツをお聞きしました。
班長さんさんにまとめてお渡しして協力してもらっている(学園通りは班活動が盛ん)
すでに自分で血圧測定など習慣化している人は多いが、もう一つチャレンジを付け加えてみませんか?とお誘いしている
支部便りで、ヘルスチャレンジのスタート時や中間、結果のまとめや参加者の感想などを掲載し、身近に感じられる工夫をしている
とのことです。全体として今後に向けて取り組み方の検討は課題ですが、練馬は参加者が増えている支部もあるので、参考にしていきたいと思います。
ヘルスチャレンジには毎年1,200人ほどの方が参加し、ヘルスチャレンジを通した仲間づくり、つながりづくりを行っています。
7月、コロナ感染防止のための4度目の緊急事態宣言が発出され、班会や委員会などの組合員の社会参加が思うように実施できず、医療生協の強みである「人とのつながりを通じた健康づくり」の活動も行いにくい状態となっています。この状態は今後も続いていくことが想定されます。
当法人が2020年に行った「組合員の運動および生活習慣の変化」の調査結果では、外出自粛による身体活動量の低下や社会交流の減少により、要介護や認知症のリスクが高まることが予測されました。今こそ、「自らが健康を高めていく意識」が大切です。自分なりにヘルスチャレンジに取り組むことで健康度を高めていきましょう!
ヘルスチャレンジのコースは、(1)気軽に運動、(2)食生活改善、(3)お口の健康、(4)だれかとコミュニケーション、(5)脳いきいき、(6)ホット一息、(7)マイチャレンジの7つのコースを設定しました。
(1)気軽に運動コースでは、感染予防のため、人の集まる場所へ行きにくい方のために、おうちで取り組める簡単な体操(月曜日から金曜日まで日替わりで取り組める運動メニュー)を用意しました。活動自粛で低下した体力の回復に効果的です。オンライン保健講座運動編も毎月2回、月曜日に開催しています。
また、スポーツ庁では、コロナ禍の健康づくりのために、「日常生活で体を動かすことを意識すること」、「ストレッチング、ヨガ、軽い運動を継続して行うこと」、感染対策をしっかりしながら、「ウォーキング、ジョギングなどで気分転換を図ること」を推奨しています。以上の運動に、「しっかり栄養」、「お口の健康」、「オンラインを活用したコミュニケーション」を加え、東京保健の健康づくりを表紙に明記しました。
「長引く自粛生活」、「感染力の強いデルタ株のまん延」とストレスや不安は尽きませんが、未来の自分のために、生活習慣を見直し、免疫力を高め、コロナ禍を乗り切りましょう!
理事会健康づくり委員会
ヘルスチャレンジの記録用紙は支部委員会もしくは病院・診療所にて配布しています。
東京保健生協のホームページからも印刷できます。是非、ご参加ください。
2021年度ヘルスチャレンジの結果報告をさせていただきます。
今回から表彰を「支部組合員参加達成率5%以上」に加え、特別賞として「提出者数50名以上」「新規参加者上位3支部」としました。地域の健康づくりのために、他団体へも協力を依頼しました。結果として、職員・地域組合員合わせて1,081名の参加で、年齢別でも19才以下18名と、世代も幅広くなっています。
ヘルスチャレンジは、「7つのコースから自分が無理なく継続できそうなものや挑戦したいものを選んで2か月間頑張る」というものです。今年は、コロナ禍で家に閉じこもりがちで運動不足な方が多く、「気軽に運動コース」を選ぶ方が非常に多かったのと、表彰の項目を新しく設けた影響で新規参加者が多かったことが特徴として挙げられます。
参加者からは「運動不足だったからちょうど良いきっかけでした」「運動習慣が身についた気がします」とのお声をいただきました。ヘルスチャレンジを機に一人でも多く健康習慣が身につくことを目標に来年度以降も活動していきます。
コロナ渦で出かけられない今こそ、おうちでヘルスチャレンジに取り組みましょう。
ヘルスチャレンジは毎年1,200人ほどの方が参加し、ヘルスチャレンジを通した仲間づくり、つながりづくりが広がっています。今年度から東京まるごと健康チャレンジプロジェクトとして、東京都生協連の6つの医療生協と共同で取り組む予定でしたが、昨今のコロナ禍によりプロジェクトは中止となりました。
また、医療生協の強みである「人とのつながりを通じた健康づくり」の活動も行いにくい状態となっています。この状態は今後も続いていくことが想定されます。今こそ、「自らが健康を高めていく意識」が大切です。自分なりにヘルスチャレンジに取り組むことで健康度を高めていきましょう!
今年度は、(1)気軽に運動、(2)食生活改善、(3)お口の健康、(4)だれかとコミュニケーション、(5)脳いきいき、(6)ホット一息、(7)マイチャレンジの7つのコースを設定しました。「(1)気軽に運動コース」では、感染予防のため、人の集まる場所へ行きにくい方のために、おうちで取り組める簡単な体操(月曜日から金曜日まで日替わりで取り組める運動メニュー)を用意しました。活動自粛で低下した体力の回復に効果的です。
また、今年は医療福祉生協連が主体となって5年に1度の大規模な塩分摂取量調査も行われます。塩分の取りすぎは高血圧につながり動脈硬化などの深刻な病気を引き起こします。ヘルスチャレンジを通して、楽しみながら塩分の摂取量を少なくする工夫を考えてみるのも面白いですね。
ヘルスチャレンジの記録用紙は支部委員会もしくは病院・診療所にて配布しています。東京保健生協のホームページからも印刷できます。是非、ご参加ください。
ヘルスチャレンジは毎年1,200人程度の方が参加しています。これまで取り組まれた方からは「毎日よく眠れて幸せ。この企画に感謝です」「間食をしなくなった」「野菜不足であることに気付いた」「取り組んでいるテーマに関連した情報に目が行くようになった」など、毎日記録を取ることで自分の普段の生活を振り返る良いきっかけになったという声が寄せられています。
今年度は(1)気軽に運動、(2)食生活改善、(3)お口の健康、(4)だれかとおしゃべり、(5)脳いきいきコース、(6)ホーツと一息、(7)マイチャレンジの7つのコース(図1)を設定しました。フレイル予防が地域包括ケアのターゲットになる中で、「栄養」、「運動」、「社会参加」のすべてを広げる内容になっています。
昨年からの変更点は(1)チャレンジ期間を10月〜11月のうち少なくとも1ヶ月間に設定。(2)個人へのコメントの返信をしないかわりに、班会や保健講座で直接専門職が話をします。また、質問などは生協だよりで回答予定です。
ヘルスチャレンジの記録用紙は支部委員もしくは病院・診療所にて配布しています。ホームページからも印刷できます。10〜11月のヘルスチャレンジ期間は支部でさまざまな取り組みが企画されます。是非ご参加ください。
なお、来年度からはこのヘルスチャレンジを東京都生協連の6つの医療福祉生協と共同で取り組む予定です。
2019年度も10月〜11月にかけて、ヘルスチャレンジをおこないました。ヘルスチャレンジとは、よりよい健康習慣を身に付けるために、目標を定めて日誌をつけるという取り組みです。参加された組合員の皆様、お疲れ様でした。
2019年度は、約1,200名弱の方にヘルスチャレンジの用紙を配布し、約780名の方の用紙が回収されました。組合員の参加割合は2.1%でした。コース別の参加割合は気軽に運動コース・マイチャレンジコース・お口の健康コースの順に多く、マイチャレンジは血圧や体重などのに挑戦しました。
また、自分で決めた目標の達成状況に関しては、「達成できた」と「ほぼ達成できた」が合わせて84%となり、目標として健康習慣を続けられた方が多くいらっしゃいました。「ヘルスチャレンジを通し、ご自分の健康に関心をもつようになりましたか」という設問では、「持つことができた」という方が83%と、ヘルスチャレンジが健康に関心をもつ結果となりました。中には、ヘルスチャレンジをやる前から、自分の健康に関心のある方も多く、健康に関する意識が高い方が多い印象でした。
参加者からは「習慣化するように意識しました」「継続は力なりというのでこれからも良い習慣を続けたい」といった感想を寄せられました。
ヘルスチャレンジはこれまでは東京保健生協独自の取り組みでしたが、2020年度は東京都内の医療福祉生協全体での取り組みとなります。さらに多くの方にご参加いただき、健康づくりへの意識を高めていきましょう。